◆2009年3月15日(日)
前々から気になっていた「かぞくのじかん」という雑誌を
先日買った。だいたい想像していたとおりの内容で、
家族で堅実、健康、ゆとりのある生活を送るための指南書…
というと大げさかもしれないが、そんなイメージの雑誌。
これなら買いそびれた前号も読んでみたいと思ったので
バックナンバーを注文するつもりである。
今号で、「自由学園」が紹介されていた。
なぜこの学校を取り上げるのだろう?と思ったら、
理由は簡単。出版社の「婦人之友社」を設立した羽仁もと子氏が
自由学園を創立したからである。
東京都東久留米市にあるこの学校に
三重県津市での小学校時代の友人が通っていた。
その頃は、なぜその子のお母さんは12、13歳のうちから
彼女を東京で一人寮生活させるんだろう、と不思議でならなかったが、
それが彼女のお母さんの確固たる方針だったんだろうな。
彼女のおうちはL字型の平屋建てで、広いお庭があった。
庭にはナツメの木があり、実を食べさせてもらったっけ。
私は実はそのお母さんはあまり好きではなかった。
ハキハキした人で、家にいるときでも腕時計をしていて
仕事ではないけど外出も多いらしく、津の田舎に住んでいる割に
都会的な雰囲気のするお母さんだった。
そんな人だから子どものために自由学園を選んだのかもしれない、と
今ごろそんなことを考えている私である。
彼女が東京へ行ってから1年半後に、私も横浜に戻った。
近いから会おうね、と手紙をやりとりしていたが
再会しないうちに、それもいつのまにか自然消滅。
彼女は今どこで、どんな生活を送っているんだろう。
ちなみに、自由学園をネットで調べたら、「幼児生活団」(幼稚園)の
卒業生には、紀子さまや黒田清子さんもいらした。
なんとなく頷ける。学園のイメージが皇室にぴったり。