◆2008年12月2日(火)
ご近所の友人と、久しぶりの奈良あるきを楽しんできた。
「奈良」あるきと言っても、行ったのは京都府加茂町の浄瑠璃寺。
でも、実質「奈良」だよね、ここは。
山門をくぐる前から見える見事な紅葉。
空は雲ひとつない快晴だし、12月とは思えない穏やかな日和だし、
気分は上々、足取りも軽い、カメラのシャッターも軽いというモンである。
ありがたいお天道様に照らされて、
境内のコントラストはきつい。池の周りのすすきがキラキラ、きれい。
このお寺を訪ねるのは今回が3回目。
落ち着いた雰囲気の境内が好きなんだと思う。
寺域全体が、背の高い木立に囲まれて、
大きい鳥の巣にぬくぬくしているような
感覚かな。居心地がいい。
想像していたよりも、紅葉はまだまだ残っている。
もみじの木の葉っぱは赤、橙に鮮やかに染まっていて、
背景にある若草色が紅葉を引き立てて美しい。
池の面にも本堂や紅葉が映り込んでいる。
お庭をぐるっと歩いてみると、足元にはもみじの葉がたくさん。
水仙も葉を伸ばして、なんと蕾もいくつか見られる。
咲いたらもう、冬の風情だろうなあと思う。
ひととおり境内の見学を終えても、お昼までにはまだ時間がある。
そこで、前回と同じように、当尾の石仏巡りに出かけることにした。
ただし、「わらい仏」で折り返し帰って来る。
のどかな里山の中の道は、ハイキングにうってつけ。
でも、ゆるい上り坂は、日頃運動不足の身にはチトこたえる。
クヌギの落ち葉がたくさん降り積もって、
カサカサと軽快な音をたてる。
里山の中にも、ところどころに鮮やかな紅葉がある。
青空を背景にくっきり浮かぶ柿の実も。
同行の友の足取りも軽いようだ。
「わらい仏」と「眠り仏」を拝み、
帰り道の下り坂はトントン拍子に進み、
行きがけに見逃した「藪の中三尊仏」を見学し、浄瑠璃寺前に帰ってきた。
さて、お昼を食べよう。
ということで、事前にネットでチェックしていた「あ志び乃」さんへ。
狭い店内は結構な人で賑わっている。
二人とも「鍋焼きうどん」を注文して、そのおいしさに満足!
具がたくさん入っていて、お味もよろしい。
次回来たときにもまた立ち寄りたいお店だ。
プチ旅行気分で晩秋の好日を満喫できたし、お腹もふくれたし、あったまったし、
幼稚園のお迎えもあるから(とほほ~)…帰らなきゃ。
500円で売っていた立派な山の芋をおみやげに、
友人の車に乗り込み、帰路に着いた。
非日常の半日、楽しかった♪