Savvy 的・ならまち散策

◆2014年6月3日(火)

こないだ一緒に長岳寺に行った友人は、ならまちに行ったことがないと言う。
びっくりして、それならまた一緒に行こうか、ということで
6月3日にならまちを散策してきた。

朝9時に最寄駅を出て、9時半には近鉄奈良に着くこの近さ…
横浜からせっせと奈良に通っていたことを思うと、まっことありがたい。

友人を案内するにあたり、だいたいのプランは考えていた。
まず商店街を抜けて、南円堂、猿沢池をちょっと覗いてから
「ならまち格子の家」を目指す。そこから少しずつ北上しながら
元興寺も拝観して、チェックしておいたお店でランチして、
おみやげ買いながら2時には近鉄奈良駅に…。

東向商店街はまだ開いていないお店もあり、スルッと通過。
「興福寺に三重塔もあるの、知ってる?」と聞くと、案の定「知らない」というので
三重塔に立ち寄り、南円堂にお参り。
e0091161_21353969.jpg

中金堂の再建工事が始まっているので、覆い屋がどっかり境内を占めて風情がない。
猿沢池の柳越しに五重塔を眺めてから
小道を通って餅飯殿(もちいどの)商店街の中ほどに出た。
e0091161_213604.jpg



なにやらかわいらしい物を置いているお店が右に左にあり、
まだ開店していないので「帰りに寄ろうね」などと話しながら
私の足は自然と「遊 中川」へ。ちょうど10時。
たぶんこの日最初のお客となった私たちである。

扇子やバッグ、メガネケースや蚊帳ふきん、もう目移りして仕方ない。
が、小物以外はいいお値段なので、眺めるだけだった。
e0091161_21362577.jpg


中川さんでは昔たずねた時、お座敷に上がり、お茶や赤米のお菓子を頂いたことがある。
なぜそんな接待をしてくれたのか覚えていないが
出入りの印刷屋さんも一緒に食べて、のんびり過ごさせてもらったのを覚えている。
それから間もなく、「遊 中川」として東京・恵比寿三越に出店したのを皮切りに
あちこちに出店して事業を大きくされているようだが、
昔のような「奈良ならではのお店」というイメージが薄れてしまったのは残念に思う。

餅飯殿商店街に戻り少し進むと、今度は脇道を右に入ったところに
蚊帳のとばりが風にゆるやかにたなびくお店がある。
ピピピッとアンテナが立ったように感じて、そのお店に吸い寄せられた。
入口までの通路には和風の植物が植えられ、打ち水も涼やかな感じ。

そこは丸山繊維産業(株)が展開する「ならっ布」(ならっぷ)というお店だった。
ふすまに貼る紙、「ふすま地」で作られた紙製品がたくさん売られている。
中でもブックカバーの種類の多さは圧巻。
和風、モダン、季節、奈良の寺社など、どれか一つに決めるのがそれはそれは大変。
e0091161_21365267.jpg


小さな中庭もある。新緑まぶしいカエデとヤマボウシに包まれて気持ちいい。
お土産を選んでいたらしい外国人2人が、ここの商品に相当感動しているらしく、
「素晴らしい!ヨーロッパにも出店するべきです!」と店員さんに話していた。
e0091161_21371497.jpg


こんな調子なので、最初に目指していた「ならまち格子の家」までは遠い…。

ならまちエリアに入っても、頭の中のうろ覚えの地図で歩いて迷ったり
お店をキョロキョロしたりで、相変わらずのスローペース。
まあこういう所では迷ったり立ち止まったりが楽しいのである。
e0091161_2148376.jpg



「小塔院」の標示を見つけたので門をくぐることにした。
「ここには元興寺の五重塔跡があってね、礎石が残ってるんだよ。」
と、エラそうに講釈垂れてみたものの、前に訪ねた時の景色と違う…。
あれ?あれ?と言っているうちに敷地を通り抜けた格好になり
出た所にランチ候補の一つ、「こんどう豆腐庵」があった。
あとで思い出したのだが、「小塔院」と「塔跡」を混同していた。(シャレではない)

ちょうどいいや、早めのランチにしよ♪と思ったのも束の間、定休日だった…。
すると友人が、「カナカナにも行ってみる?」と言う。
超人気店で11時の開店前に既に並んでいるという情報もあったので
ハナから諦めていたお店である。もう11時15分だが近くまで来ているから
覗いてみようということになり、行ってみると、なんと!まだガラガラ。
嬉しくて、今日のランチはカナカナで決定!
e0091161_21374559.jpg


町家を改造したイマドキのカフェである。
玄関を入ると、お座敷が3間と土間が1つ。
あとで聞くと、一番奥のお座敷はもとは中庭だったそうだ。
欄間飾りなども昔のままで、これでお庭が残っていたら…と思ったが
お店の雰囲気も店員さんも、お料理もどれもよく、
人気店である理由がよくわかった。

1時間ほどゆっくりして、午後の散策開始。
次こそは「ならまち格子の家」へ!

ところがまたひっかかった。今度は「砂糖傳」(さとうでん)。
砂糖を扱うお店であることは前々から知っていた。
ただ、入りづらい雰囲気があり、古い看板を眺め撮影してはその場を去っていた。
でも今日は戸も立てておらず、オープンな感じ。
ショーウインドウにあった和三盆の干菓子にひかれて入ってみたら
これがおもしろかった。

女性店員さんがお店や砂糖にまつわる話をたくさんしてくれる。
砂糖傳。創業安政元年、今年で161年だそうである。
もともとはお茶を商っており、木津川を下って大阪や堺にお茶を売りに行っていた。
からの船で帰るのももったいないので、当時はまだ珍しかった砂糖を積んできて
奈良で売ったとのこと。
重い砂糖を運ぶのに牛や馬や、犬までも使ったことがあったそうだが
自動車が普及し始めると、早速それを取り入れた。
しかし、運転の仕方を教えるところが奈良になく、それなら作ってしまえというので
作ったのが、今の「奈良自動車学校」なのだそうだ!
びっくり!私も通った学校ではないか。
そして、自動車が走るにはガソリンが要る、ということで
ガソリンの商いも始めて、それが今の「マスオ商事」。
砂糖傳の創業家は「増尾さん」なのである。まあ二度びっくり。
e0091161_21385289.jpg

お米から作る水飴の「御門米飴」(みかどこめあめ)や
お茶味、塩味などいろいろな味の金平糖を試食させてもらったりしながら
だいぶ長い時間をこのお店で過ごした。
e0091161_21382375.jpg

e0091161_21383970.jpg


水飴などを買って、お店を出ると
「えーと、どこ行くんだっけ?…そうそう、格子の家!」

そしてやっと、当初の目的地に到着したのだった。
すでに1時。あれ、もうあまり時間がない。
中庭から涼しい風が抜ける「格子の家」をさらっと見学し、
奈良町資料館、庚申さんなどに立ち寄りつつ、
商店街のお店を冷やかしながら、2時に近鉄奈良駅に戻ってきたのであった。

行きそびれた元興寺。浮図田に桔梗が咲いているかも、と
少し楽しみにしていたのだが、それはまた次回のお楽しみとする。
e0091161_2148333.jpg

















* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
[PR]
by lesjoursk | 2014-06-07 21:49 | 奈 良 | Comments(0)


ちいさなシアワセをたくさん見つけて大きなシアワセに***かとくみの日々のメモです


by lesjoursk

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

カテゴリ

幼稚園→小学校
暮らし
里 山
手づくり
小さな生き物
おでかけ・旅行
奈 良
植物・庭
お買い物
食べ物
う た
音 楽
季 節

その他

最新のコメント

emirinさん、こちら..
by かとくみ at 22:13
かとくみさん 初めまして..
by emirin at 22:04
ほんとどうしようもないで..
by かとくみ at 09:19
お久しぶりです。 言っ..
by コクリコ at 15:13
「趣味どきっ」の民芸、見..
by かとくみ at 21:19

以前の記事

2018年 10月
2018年 09月
2018年 07月
more...

検索

記事ランキング

ブログジャンル

日々の出来事
自然・生物

画像一覧