◆2011年5月31日(火)
今日もまた里山へ。
ホントにこの頃、日参?ってくらい、頻繁に山に行っている。
でも今の私にはそれがとても大きな楽しみ♪
里山にいて、どんなに小さなもの・ことでも発見があれば
それはそれはシアワセなのである。
本日の目的も幼虫観察。エノキの生育状況がよくないので
葉が少ない木にいる幼虫を、葉の多い木に移動させる。
幼虫は1頭の昇天を確認。
ほかはみんな元気だが
W氏は、今年は生育が1~2週間
遅れているという。
なんでかなあ~と気になる様子のW氏。
私は、厳しかった冬と最近の低温が
影響しているのでは、と思う。
今年の春はいろんな花が咲くのも遅かったし。
まるまる太って、重みで台座から
落ちやしないかと思うが
自分で吐いた糸でしっかり固定しているので大丈夫。
まるで天然のマジックテープ!
今日もいろいろ撮影した。あとで気づいてみれば、白い花が多い。
ソヨゴの花は子どもが絵に描くような「おはな」の形をしている。
直径1cmにも満たない小さなかわいらしい花。
スイカズラは甘い香りがするみたいだ。(自分の嗅覚は信頼できないので曖昧表現)
初めて見る虫もいた。
形から絶対カミキリムシの仲間だと思っていたが
図鑑やネットで探しても、「これだ!」という
カミキリが見つからない。
さんざん探してようやく
「ジョウカイボン」
という虫だとわかった。
カミキリではなく、ホタルに近い仲間らしい。
山にはサンショウもたくさん生えている。
でもこれは「イヌザンショウ」。
香辛料にしている山椒と違って
あのスッとする香りがしない。
葉っぱもなんだかシマリがないというか
大まかというか、そんな印象を抱かせる。
事務局のTさんが「ヒノキ林の登り口に大きなイチゴいっぱいあったで!」と
教えてくれたので、カンポさんと採りに行くことにした。
ほとんどがクサイチゴ。大粒の、よく熟れたきれいな実である。
オレンジのイチゴも発見した。
カチカチ山には「カジイチゴ」があり、これもオレンジの実をつけるが
ヒノキ林の斜面にあったのは「ナガバモミジイチゴ」。
一説では、赤よりオレンジのイチゴの方が甘いらしい。
その場でかじると、やや水っぽいが、確かに甘みが強い。
帰宅してから、クサイチゴと一緒にしてジャムを作った。
ヒノキ林からの帰り道、木々の緑のちょっとした切れ間から
遠く大和三山が見えた。カチカチ山からだと畝傍山は見えないが
ここからははっきり見える。
このあたりに住む人はこの大和青垣を毎日見ているのか、とうらやましくなった。
頭上をホトトギスが「テッペンカケタカ」と鳴きながら飛翔していく。
さて、カチカチ山には香辛料にする
「サンショウ」もあるので
苗を一つ掘って持ち帰ってきた。
庭に「木の芽」があると便利でしょ?
とは言っても、まだヒョロヒョロの苗。
ちゃんと育っておくれ~。