◆2011年5月4日(水)
この半年ほど、『タワー』がシューのマイブームの一つ。
帰省するにあたり、東京スカイツリーかランドマークタワーへ連れて行けと
前々から要望していた。
地震が不気味な日本列島。そんなときに超高層ビルのてっぺんなんて…。
と、及び腰の私も、やはり久しぶりのみなとみらいは懐かしい。
JR桜木町駅で下車すると、新しいビルがたくさんできていた。
奈良在住10年の私はついていけない…。
高校時代、通学の根岸線の車窓から毎日見ていたこのあたりは
引き込み線を貨物列車が走る、さびれた雰囲気の倉庫街だったのに
今のこの繁栄ぶりはどう!?
そしてお楽しみのランドマーク。合計2,500円も払って、69階の展望台へ上がった。
あわよくばスカイツリーも見えるかと思ったが
遠くはガスっていて無理。富士山も見えず。
それでも360度の展望はシューを十分満足させてくれたようだ。
(クリックで少しだけ拡大できます)
ひしめくビル。
青黒い海。
白い航跡を描く船。
豆粒のような車。
高すぎておしりがムズムズするが
鳥瞰図をナマで見ているようで
おもしろくはある。
観覧車の右上のビルは「ワールド・ポーターズ」、
その上にある、平たい2棟の建物が「赤レンガ倉庫」。
倉庫の上にある波止場が、大桟橋。
大桟橋上の四角い建物は、国際フェリーターミナル。
その付け根にある、くるりんとカーブしているのが「象の鼻」。
幕府がこの波止場(東波止場=イギリス波止場)を築造し、横浜が開港した。
ここから西洋の文物が日本に入っていったのだそうである。
私の好きな番組「ブラタモリ」で取り上げられていたが、
港湾地区の整備の際に、明治時代の遺構がいくつか見つかったそうで、
奈良とは違う、横浜の歴史散歩も興味深い。
展望台にいる間、恐れていた地震もなく、
ランドマークタワーを真下から見るという夢がかない、
シューも納得。
満艦飾の帆船・日本丸を眺めて帰途に着いた。