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今は昔、新橋 「華屋」

◆2010年7月26日(月)

NHK教育「美の壷」、今回は涼しげな夏の和菓子だった。
まったくもって風流よのぉ…と眺めていたら、

突然思い出した!

新橋にかなり変わった甘味処があったことを。

あれは何十年前???
私は社会人になりたてで、その頃は浜松町のWTCビルが仕事場で、
仕事終わってから先輩が、「新橋におもしろい甘味処があるから行こう!」と言って
無理やり連れて行ってくれたのだった。

お店の名前は忘れた。
でも、特徴と場所で検索すると、ちゃんとヒットする。

新橋 「華屋」。

何が面白いのかというと、注文の品を運んでくると、
おねぇさんがいちいち、その品にちなんだ(主に)歌舞伎の口上を
朗々とうたい上げるのだ。

私たちは4人で行って、いろんな口上を聞きたいがために
みんな違う品を注文した。そういうお客さんは多かっただろうと思う。
口上を述べるおねぇさんは一人だったので、もう声はかすれてしまっていた。

自分が何を注文して、どんな口上を聞いたのか、まるで覚えていないが、
入店してお茶を持ってきてくれるときには

 「“ニコライの~鐘が鳴るなる、お茶の水~”  お茶です。」 

会計の際にお釣りがある場合は

 「“娘道成寺の釣り鐘”  ○○円のおかえしです。」

と、徹底的に口上にこだわっていたのは覚えている。

一度きりしか行かなかったが、今でも覚えているということは
やっぱり相当鮮烈な印象を抱いたのだと思う。

調べると、華屋はかなり前に閉店したらしい。
by lesjoursk | 2010-07-26 22:39 | その他