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暮らしのシアワセ

◆2015年11月12日(木)

訪れたのは11月10日。紅葉は少しずつ始まっていた。
まだ緑が多いけれど、その中に秋の色の木々が混じっているのは趣深い。

国宝・本堂の懸造りの外舞台は修理が始まったばかり。
谷に突き出した舞台からのパノラマはお預けだったけれど
ご本尊の特別公開が行われていた!

長谷寺へは何度か来ているが、
特別拝観のチャンスに巡りあったのは初めてである。
錫杖を持った大きな十一面観音さん。
その巨大なお御足を触らせてもらえる。
受付で、塗香(ずこう)という、粉のお香を両の掌と甲に塗り、体を清める。
そして、五色線(ごしきせん)という、ブレスレットのようなものを
左手にかけて頂くことにより、観音さまと結縁(けちえん)される。

にじり口のようなところから入り、像の足元へ。
お御足はぴかぴかに光っている。
古来どれだけ多くの人にさすられてきたことだろう。
人々の願いを一身に受けるに十分な、どっしりとした力強さを感じる。

像は磐座(いわくら)の上に立っていると事前に読み知っていた。
確かに台座は石である。が、四角く整えられた滑らかな石だった。
想像していた「岩」とは違っていた。

長谷寺からさらに山を北へ上がると、滝蔵権現という神社があり
巨岩が祀られているという。
長谷寺のルーツはそこではないか、という話は
白洲正子著「十一面観音巡礼」に詳しい。
このお寺を訪れるたびに、滝蔵権現にも行ってみたいといつも思うが
まだ行ったことはない。
時間が足りない、私のきらいなダムを途中やり過ごさねばならない、など
理由をあれこれ挙げてはみるものの、
「隠国」(こもりく)のさらに奥に位置する神社であり、
神様の領域にずけずけ踏み込むようで畏れ多く、尻込みする、というのが本音。
いつか参拝することができるだろうから
その時まで待つことにする。

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# by lesjoursk | 2015-11-12 22:08 | 奈 良 | Comments(0)

カエルが住んでいる

◆2015年11月9日(月)

昨日、今日と、雨。
サーッと降ってくると、窓の外で

  キェッキェッキェッキェッキェッ…

と鳴く声がする。

カエルが住んでいる。
どこに住んでいるんだろう?
うちの裏か、はたまたお隣の裏か…。

いつも必ず、雨がやさしく降っているときに、嬉しそうに鳴く。
カエルはやっぱり雨が好きなのだろうか。
鳴き声と全身で、雨を喜んでいるんだ、きっと。






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# by lesjoursk | 2015-11-09 16:44 | 小さな生き物 | Comments(0)

見事!藤原京のコスモス

◆2015年10月22日(木)

奈良県橿原市は、藤原京跡に四季の花々を植栽している。
そのことはフェイスブックなどでの投稿で知っていたので
いちど見てみたいと思っていた。

今日、明日香に行った帰りに、立ち寄ってみた。

これぞ、百聞は一見にしかず!
遠くからピンク色のカーペットが見えて、その時点ですでに興奮。
近くに行ってみると、いっせいに風に揺られる一面のコスモスに圧倒された。

畝傍山は家々に隠されてほぼ見えなかったが、
正面に耳成山、右手(東)に天の香具山が鎮座する、
その足元一帯に広がるお花畑と野原。
そして、古代の宮跡を想像するよすがとなる、紅殻色の柱列。

いや、ほんとうに素晴らしかった。
すがすがしく、気持ちよかった。
1300年以上も昔にここに都があったのか…
と想像させるに十分な、風わたる、しずかな野辺だった。

これで十分。
平城宮跡もこういうふうにすればいいのに…。

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# by lesjoursk | 2015-10-22 21:32 | 奈 良 | Comments(2)

◆2015年9月26日(土)

朝早くから息子と夫は、夫の友人とともに大台ケ原に出かけたので
私も思い立って、ひとりで当麻寺に行ってきた。

当麻寺はこれまでにも何度か訪れたことがある。
静かな門前町を歩いて、階段を上って東大門をくぐって境内へ。
門が額縁になって、間に二上山がよく見える。

そのまま境内を進み、本堂にあがって拝観料を納め、
本堂、講堂、金堂の内部を拝観する。
ご本尊は本堂にある曼荼羅だが、それ以外は
どれもこれも、800~1300年前に造られた像ばかり。
よく今まで残っていたなあと感心して拝見していたが、
最後に金堂に入って、ふと思った。

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本堂に向かって、左右に講堂・金堂があるのに、
安置されている仏像は、境内を貫く通路をはさんで向き合うのではなく、
すべて南を向いている。
そういえば、三重塔も諸堂の南にあるし…
このお寺の本来の入口は南側にあったのではないだろうか。

でも、南大門の痕跡は残されていないようだし、
境内の南側は小さな山のようになっていて、参道があったようにも見えない。
双塔も一直線に並んでいないし、各塔が建つ土地の高さも違う。

そういえば、本堂と東大門を結ぶラインは東西の直線上にない。

グーグルの写真で見ると、ずれ具合がよくわかる。
創建当初になにかしらの事情があったのだろうか。

今日、訪れた際に、今さらながら思い至ったことである。

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# by lesjoursk | 2015-09-26 22:06 | 奈 良 | Comments(0)

夏も終わりか…

◆2015年8月25日(火)


あの異常なまでの猛暑が影をひそめ、
おとといは朝の外気温が20℃まで下がった。

今日は台風の影響で風が強く、時折ざっと雨が降る天気で
日中でも30℃以下の過ごしやすさだった。

外ではツクツクボウシやミンミンゼミが鳴くこともあるけれど、
秋の虫の声が聞こえ始めている。

数日前から夜になると、チン…チン…、スイ~ッチョン!とやっている。
夏も終わりだなあと思う。

でも、うちの花壇ではヒマワリが盛大に開花中。
ちょっと遅いんじゃない?と思ったが、よく考えたら種を播いた時期が遅いのだった。

ぼちぼち庭の雑草取りでも始めますか…。

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# by lesjoursk | 2015-08-25 22:24 | 季 節 | Comments(0)

◆2015年7月2日(木)

久しぶりの明日香、以前と比べて
変わっているような、いないような…。

横浜からせっせと奈良へ通っては、明日香まで足を延ばすこと数度。
あの頃は駅で自転車を借りて、キコキコこいで回っていた。
栢森まで行ったこともあったっけ。
その先の芋峠に向かう道沿いにある役行者の石像まで
行こうかと思ったこともあったっけ…。

今日は甘橿丘にまず登り、国見(笑)。
手に届きそうなところに畝傍山が見える。その後ろには二上山。
目を右に向けると耳成山に香具山。
遠くかすんで、矢田丘陵と生駒山も見えた。
私は今はあのあたりに住んでいて
明日香まで車で1時間ちょいで来れるんだなあ…と
心の中でついニヤッと笑ってしまうような
妙な満足感を味わった。

今日のお目当ては、友人夫妻がやっている人気店「ことだま」さんで
お昼ご飯を食べることである。
飛鳥駅西側から石舞台古墳の近くに移転されて
より広いお店を構え、お客さんをお迎えしている。

うかがうと、想像していたよりうんと広いスペースに
ゆったりと席が配置されている。
古い家屋が持つ落ち着いた色合いの空間に、流れる曲は静かなジャズ…。

お昼ご飯は、どれから食べたらいいか迷ってしまうほど
品数が多く調理方法が多様。盛り付けも美しい。
もちろんお味は最高!食べ切ってしまうのがもったいないくらいである。
器も主張が強くなくて、このお店の雰囲気にぴったり。
どこをとっても、ご夫妻のセンスの良さがにじみ出ている。

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忙しいにもかかわらず、友人は私たちの相手をしてくれて
本当に久しぶりの再会となったこの日は
忘れられない、いい一日になった。

お店を出た後は、稲渕、栢森方面へ。
稲渕の棚田、両地区の勧請縄、南淵請安(みなぶちしょうあん)の墓、
飛鳥川の流れを横目に見ながら
遠い昔の自分がこのあたりを走り回っていたことを思い出した。
あれから何年たっただろう?
が、こうしてまた訪れることができるのは
幸せなことだなあ、としみじみ思う。

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新しくできた立派な道路を多武峰まで走った。
明日香から談山神社まであっという間。
瑞々しい楓の緑と、かたまりになって咲く紫陽花を見ながら境内を散策して
再び明日香に戻り、これまた何年振りかで飛鳥大仏を拝して、帰途に就いた。

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自宅から車で1時間ちょっとの明日香。
また明日香に行く頻度が少し増えそうな気がしている。

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# by lesjoursk | 2015-07-03 18:25 | 奈 良 | Comments(2)

漆のお椀が戻ってきた!

◆2015年7月1日(水)

今年3月の初めに塗師さんに修理に出した本漆のお椀が
本日、ぴかぴかに美しくなって戻ってきた。

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いやはや、想像以上の美しさ。
手にした感触は以前と変わらず、
もちろんキズ・欠けはまったくなくなり、
金の装飾も元どおり。
お椀の表面は鏡のようになめらかで美しい。

当初修理には3ヵ月ほどかかると言われていたのだが、
3ヵ月たっても連絡がなく、いったいどうなっていることやらと心配になった。
結局修理には4ヵ月を要した。

写真での見積もりと実際は違うだろうし
天気の具合でも状況は変わるだろうから
見積もりどおり3ヵ月で仕上げてほしいとは言わないが
せめて途中経過を知らせるメール1本くらいはほしかった。

修理を依頼した塗師さんは万事こんな調子で素っ気なく、
まあそれが職人っぽいといえばそうなの??とも思わないでもないが
やはりもう少し依頼者(である私)に配慮があってもよかったなと思う。

まあなにはともあれ、無事きれいになってもどってきたのだから、…いいか。
2客の修理代は¥13,660(税・送料込み)。
決して安くはないけれど、同等の品を新しく買うなら4割ほど高くなる。

日常使いにしているので、ほかの食器と同じように扱っていた
(もちろん食洗機・電子レンジには入れていなかった)が
これからはもう少し丁寧に扱おうと思う。
重ねてしまうときには紙ナプキンでも挟んでおこう。












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# by lesjoursk | 2015-07-01 21:48 | その他 | Comments(0)