湖北の記憶~大音の集落

◆2014年6月16日(月)

2000年4月29日。

確か、白洲正子さんの著書で知ったのだと思う。
大音(おおと)では、三味線や琴などの和楽器の糸(弦)が作られているということ。
それを知って「大音」という集落の名前に妙に納得したのを覚えている。
もしかしたら作業の音が漏れ聞こえるかもしれないという淡い期待を持って
自転車を走らせた。

賤ヶ岳のふもと。集落をゆっくり走ってみた。
しんと静かで誰にも会わない。もちろん作業の音なんて聞こえない。
今でこそ「糸とり資料保存館」があったり、
数少ない工房を場合によっては見学できたりするようだが、
私が訪ねたときにはそういうものには一切気づかなかった。

鄙びた集落の建物や暮らしぶりを垣間見ながら
結局通り抜けただけだった。

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 大音の写真はこれ1枚のみである。
 民家の破風の「水」の文字。
 そして石垣の上に張りつくように咲くマツバボタン。
 この2つが、私の中の大音の記憶となった。


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(写真は、トレース台に乗せたリバーサルフィルムをコンデジで複写)


















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by lesjoursk | 2014-06-16 21:50 | おでかけ・旅行 | Comments(0)