◆2013年12月15日(日)
冬型の天気が続いていたが、
この日はありがたいことに陽射しがあった。
9時半ごろ山に到着すると、既に準備が始まっていた。
皆さん手慣れたもので、
何となく毎年同じような役割分担ができている。
かまどの番をする人、竹酒を仕込む人、
野菜を切る人、もち米の準備をする人…。
私は写真を撮る人とお餅を丸める人。
かまどから湯気がたちのぼり、お米のいい匂いが漂う。
蒸し上がったお米は皆でわいわい言いながら搗いて
山は大いに盛り上がる。
芋煮もおいしく作っていただいた。
あ~…体の中からあったまる。
普段はあまり山に来ない会員さんもこの日は大勢やって来て
あちこちで話の花が咲き、しょ~もない冗談がとび、わっはっはの声がこだまする。
年齢など関係なく、みんなすっきりした穏やかな表情で
寒いはずの冬の一日を満喫できるのも、里山のいいところなんだなあと思う。
息子も久しぶりの山で、やはり楽しかったようだ。
すっかり大きくなった鶏たちに最初はややビビッていたが、
すぐに慣れて、副会長氏のお孫ちゃんである1年生の女の子と一緒に
鶏や山羊を表敬訪問していたようだ。
やはり雄鶏から蹴られたらしいが、2回目の攻撃に対しては反撃したそうである。
落ち葉を集めて山を作ったり、たき火の中に落ち葉をせっせと放り込んだり、
どんぐりや軍手を丸めたので野球をしてもらったり、果てはなぜかチャンバラまで…
町なかではできないことを里山ではたくさん体験できる。
さんざん遊び、かまどや焚き火の煙で燻され、すっかり煙くさくなった頃、下山した。
芋煮で余った里芋をたくさん頂いてきた。
今日の夕食でそれを煮っころがしにし、柚子をちらして食べた。
ねっとりほっこり、おいしかった。
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